「予防歯科」とは

予防歯科

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    どんな病気でも、最良の治療法は発生する前に防いでしまうことです。
歯科でも例外ではありません。病気になって
からでは元通りになりません。

   むし歯や歯周病の原因は歯につく汚れの中にいる細菌です。毎日しっかり歯磨きをして、歯についた汚れをキレイにしていれば、むし歯や歯周病は防ぐことができます。しかし、「磨いている」と「磨けている」とは違います。ご家庭で歯を磨いている人はたくさんいますが、しっかり磨けている人はほとんどいないようです。ご家庭ではどうしても落とせないような汚れを、歯科医院で歯のクリーニングを受けたり、正しい歯の磨き方の指導を受けることが予防への近道でしょう。

    当院で行っている予防歯科は、むし歯や歯周病、歯列不正の成り立ちに関する情報をお伝えしながら、正しい歯磨きの指導や、シーラント(歯の溝を塞ぐ)、フッ素の塗布・洗口などのむし歯予防を中心とした歯科治療です。特に小さなお子さまには有効です。むし歯になる前や歯科治療完了後のメンテナンスを行うことにより、治療 “cure” から予防 “care” することが、大切な歯を残す最良の方法です。

   痛くなる前にお口の中の健康を守るための積極的な医療こそが、病気の原因から治す方法であり、予防歯科の考え方の原点です。当院では、歯の病気の原因についてご説明することで、患者さんのご理解をいただいた上での治療に努めたいと考えていますので、お気軽にご相談ください。

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産業衛生の歯科定期健診

   会社の歯科健診は、定期健診の流れの中で、X線、心電図などの待ち時間で利用できます。
所要時間は一人10分程度です。

人が歯を失う大きな原因は、「う蝕(むし歯)」と「歯周病」です。shikakenshin

   社員の皆さんが定期的に歯科健診を受けることは、歯周病を予防し、歯の喪失を防止する上でとても重要です。このことから、社員の皆様にお口の健康管理を考える機会を持っていただき、また「定期歯科健診」を受診するきっかけとなってもらえば・・・と当院では考えております。

私は30年以上にわたり、労働衛生コンサルタントとして、また企業の嘱託医として企業歯科健診を実施し、書面により、また会社の健康保険組合会などで結果をお示しし、その成果や取り組みを企業間の健康管理雑誌や専門誌に取り上げられたりしています。また「歯科健診」は疾病の発見だけでなく、健診の実施により健康自立への意識を高め、実践へ結びつけることにより、生活の質(Quality of Life)を維持していただく大きな目的です。

企業健診のご希望があれば、ご相談ください。

歯科衛生士について

    予防に関する仕事は歯科医師よりも、むしろ歯科衛生士が患者様を担当いたします。

歯の治療前後の経過を観察するだけでなく、歯石の除去やクリーニング、ブラッシング指導やお口の健康のアドバイスを行い、患者様のお口のメンテナンスに努めます。

    これだけ歯科医院にとって歯科衛生士は重要な位置を占めているにもかかわらず、その数は一般的な歯科医院で1医院あたり1.3人と言われており、日本では予防を中心とした医院が少ないのが現状です。

    当院では、日本口腔衛生学会認定医で、大阪歯科大学非常勤講師で歯科衛生士学校の衛生学講師の院長の元、現在、常勤の歯科衛生士と共に働いています。

    治療中だけでなく治療後のメンテナンスについても安心した体制が取られています。

    治療の間は、患者様の不安をやわらげるためにお声をかけたりすることも歯科衛生士の重要な役割ですし、歯科医院の雰囲気を心地よいものにするため、スタッフ同士は日頃からコミュニケーションを取り合っておりますので、どんな些細な疑問・質問でもお気軽にご相談ください。